コハルアン日乗

コハルアン店主の私的記録|器と工藝のこと|神楽坂のこと

今更ながら

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6月はめくるめくひとつきでした。

4月の初めから実店舗を二か月間休業し、6月6日から営業を再開したのですが、休業でストップしていた物事がよーいドンでいきなり走り出した感じ。暴れ馬をうまく御しきれない乗り手のような、なんとも情けない状態で、日々起こるできごとについていくだけで必死。もうへろへろ。
ようやく一息ついたと思ったら、いつの間にか暦は7月で……もう本当にびっくりです。

そして。
身の回りを見渡すと、コロナ前とは少し景色が変わってしまったなあ、という印象。

僕がよく行く神保町では、老舗飲食店閉店のお知らせが三軒。
理由はもちろん、コロナだけではなくいろいろあるのでしょうが、そのうちの一軒の店主は、コロナ騒動で心が折れてしまい、再開する気力がなくなったと言っていたそう。
僕はいま50歳だけれど、この状況を還暦とか古稀で迎えたらどうなってたかなあ、と思います。はたして再開することができただろうか?閉店したお店の店主が言っていたようにやはり心が折れてしまっていたのではないか?と。

思えば、休業中はお手紙やメールをくださるお客さまがいたり、家では齢八十を超える老父母が仕事を応援してくれたり、本当にいろいろな人に助けられました。
また、オンラインショップでも、それまで直接足を運んでいただいていたご常連さまやこれまで足を運ぶのが難しかった遠方のお客さま、たくさんのみなさまからご注文をいただきました。人と接触できないきつい期間だったにも関わらず、そんなことの積み重ねで、どうにかこうにか心折れずに営業再開にこぎつけたような気がします。

最近はニューノーマル(新常態)という言葉も見受けられますが、あたらしい商いのかたちについては今後、試行錯誤を繰り返しながら整えてゆきたいと思います。
本当は6月中にご挨拶すべきでしたが、以上をもちまして、一か月遅れの店舗再開の弁とさせていただきます。
営業日や営業時間が減ったり、ご不便もおかけしますが、コハルアンは元気に営業しておりますので、下半期もどうぞよろしくお願いいたします。


コハルアン オフィシャルページ https://www.room-j.jp