惜別の念
何だろう、二年前のあのとき、既に嫌な予感はしていたのかもしれない……。
一昨年のブログで、古巣の恵比寿三越を再訪した話を書いていますが、その際になんとなーく寂しい印象を受けていたんですよね。
「場」が時とともに姿を変えてゆくのは当然のことなのだけれど、それとは別の空気を感じ取っていたから、ああいう文章を書いてしまったのかもしれません。いま思えば。
とにもかくにも。
ミレニアムをはさんで、遅い青春時代を過ごすことになった恵比寿三越。
その店は、2021年2月末をもってその幕を閉じました。
前のブログでも書いたけれど、僕にとっては学び舎のような場所でもあったので、母校が廃校になってしまうような寂しい気持ち。
最終日に訪れると涙腺崩壊する恐れもあろうかと思い、月半ばにひとり、ひっそりとお別れの儀式を決行してきました。
古巣への想いは、前に延々と語っているし、これ以上言葉を重ねるのも野暮というもの。
ここは静かに、ひとつの時代の終焉を見送ろうと思います。
この別れのあとに、また新たな出会いがあると信じて。
さようなら。そして、ありがとう。
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