コハルアン日乗

コハルアン店主の私的記録|器と工藝のこと|神楽坂のこと

コラム補足

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WEBマガジン「チルチンびと広場」に掲載されている僕の連載コラム「コハル・ノート -モノと語る-」が昨日更新されました。

小石原焼についてのおはなしの三回目。
福岡県東峰村にある小石原地区は、昨年の九州北部豪雨で大変な被害があった地域。損害を被った作り手の器をお店で販売してゆくことは長い目で見れば復興支援につながるのでは…、という主旨を含む内容でした。

この原稿を入稿したのは、先月の下旬。
その後、今月に入ってから昨年を上回る規模の豪雨が起こり、その爪痕が生々しく残っている中でのコラム更新だったので、実のところ、なんとなく忸怩たる思いがありました。
緊急の支援が必要とされている時期に、復旧後の恒常的な支援について触れた原稿はちょっと場違いかな、と。
でも、時事コラムとして連載しているものではないので、そのまま公開してもらいました。

西日本を襲った今回の水害については、日を追うごとに被害の全貌が明らかになってきて、その続報に接するたびに胸が締め付けられます。
いまは義援金のような形でしか協力する術がないけれど、日が経って記憶が風化してしまうことがないようにしなければいけませんね。
僕のような立場の人間に出来ることは少ないのですが、復旧後は何らかの形で、モノづくりの継続に関わってゆく道を探ってゆきたいもの。そして、それはやはり、作り手と店と消費者の三者で満足感を共有できるような恒常的な経済活動なのかな、と考えているところです。


コハルアン オフィシャルページ https://www.room-j.jp
ハル・ノート -モノと語る- 第3回  http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/koharu_noto/index.php/2018/07/15/vol3/